お昼のアヒル

思いついたときにいろいろ@noduckon

ジェネシス理論研究(3)

お久しぶりです。

なかなか時間が取れず半月ほど更新できませんでした。

週末にはハースストーンのプレイ動画もアップロードする予定です。

 

「役割理論」を提案した始祖とされるジェネシス氏の伝説の第4世代動画投稿シリーズ、「ジェネシス理論」を研究することで、第7世代に通用する新しいジェネシス理論を探求します。

 

ジェネシス理論とは?(第1回キャプションより)

★「自分のスタイルを確立し、バランスより一点集中の突破力を磨き上げる」

★「相手に合わせることなく、自分の信念(スタイル)を貫き勝利を手にする」

★「ジェネシス理論とは、単純な戦術だけでなく、育成法、果ては人生論を含んだ学問に近い思想である」

第7世代となり環境が激変した今、ジェネシス理論は役割理論と並び古典戦法のひとつに数えられる。しかしながら、汎用理論などの近代戦法は、近年の火力インフレと相俟って「自分の勝ち筋を押し付ける」という観点でジェネシス理論に近しいものがある。つまり、今や通用しない古典理論であるジェネシス理論が、形を変えて活用されていると言える。今こそ古典に立ち返り、我々が向い立つ環境の荒波を如何にして乗り切るかを考えるべきだ。言うなればジェネシスへのルネサンス(再生)、ジェネサンス時代の到来である。

 

今回は第5回および第6回を研究します。

 

第5回・1戦目

www.nicovideo.jp

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/ヘルガー/レントラー/ドンカラス/ノクタス/ヤミラミ

アブソル、レントラーノクタス

ノクタス@きあいのタスキ

きあいパンチ/ふいうち/カウンター/みちづれ

タスキみちづれで確実に相手を倒せる。先制技持ちにはカウンターも有効に働く。ふいうちを見せておけば、攻撃を警戒した相手をきあいパンチで狩れる。

レントラー@シュカのみ

でんこうせっか/10まんボルト/こおりのキバ/めざめるパワー

両刀型。シュカからのこおりのキバでガブリアスを狩る。

●相手

アブソル/アブソル/マニューラ/ヘルガー/ドンカラス/ミカルゲ

アブソル、ミカルゲ

 

 

対戦相手はあくタイプ統一。

アブソルのばかぢから、マニューラのけたぐりは警戒の必要がある。ヤミラミドンカラスはこれらの技の対策に有効であると考えられる。

こちらの攻撃が通りにくいミカルゲは突破が難しいが、アブソルのつるぎのまいが有効に働くと言えよう。ヘルガーの高火力もまた活躍を狙える。

ジェネシス氏の予想はアブソル・ヘルガードンカラスであった。これに対して不利弱点であるノクタスの選出は悪手であるように見えるが、前述のとおりノクタスはタスキみちづれ型であるため、むしろ攻撃を誘うことで共倒れをうまく狙えると言える。

 

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

○アブソル、●アブソル

1●ばかぢから倒(急所)/○交ノクタス

2●ばかぢから(タ)→○みちづれ

3●交ミカルゲ→○きあいパンチ外

4○ふいうち→●おにび/○火D倒→○交レントラー

5○10まんボルト4割→●おにび/○火D

6○こおりのキバ(急・氷)→●氷解→●ねむる/○火D

7○10まんボルト→●めいそう

8○降参

総評 

 

こおりのキバを用いた戦法は、現代でもポリゴン2のれいとうビームなどに応用されている。時代を先取りした好例と言えよう。

ミカルゲは補助技中心の型が多く、みちづれを使って相打ちを狙うのは難しいが、構成の関係上みちづれを打つのが最善であったと考えられる。

ふいうちを中心とした戦法であるため、つるぎのまいで相手の耐久を強引に突破できるアブソルが最初のターンで落とされたのは手痛かった。格闘技を打たれるのを予期して、後続に受けられるポケモンを用意したかったところである。

備考

ミカルゲは枕チャンプ

・凍らされるかもという不安で相手の行動を大幅に制限

 

 

第5回・2戦目

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/ヘルガー/レントラー/ドンカラス/ノクタス/ヤミラミ

アブソル、ノクタスドンカラス

 

●相手

ヒメグマ/ゴンベ/ドガース/ズガイドス/チコリータ/デルビル

ズガイドスドガース、ゴンべ

 

リトルカップを思い起こさせる見せ合い画面。

非常に読みづらいが、ヒメグマは格闘技を持っている可能性が否定できないため、警戒しておく必要があると思われる。同様にじばくを持てるドガースやゴンべも警戒に値する。

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

○アブソル、●ズガイドス

1○交ノクタス→●いわなだれ6割

2●いわなだれ倒/○交アブソル

3●交ドガース→○ばかぢから2割(しろいハーブ)/●ヘドロ

4○交ドンカラス→●おにび外/●ヘドロ

5●まもる→○でんじは外/●ヘドロ

6○でんじは→●マヒ/●ヘドロ

7○ふいうち外→●おにび/○火D→●ヘドロ

8○交アブソル→●ジャイロボール6割

9○ちょうはつ→●おにび失敗

10○ふいうち6割→●ジャイロボール倒/○交ドンカラス

11○ふいうち1割→●ジャイロボール3割→○オボン/○火D→●ヘドロ

12●交ゴンべ→○ねっぷう1割/○火D

13○ねっぷう1割→●のろい/○火D

14○ねっぷう1割→●おんがえし倒

総評 

アタッカーのズガイドスと物理・特殊受けによる典型的な役割理論パーティ。

前試合の経験もあり、アブソルの耐久を信用できなかったのは険しい。ちょうはつ持ちがアブソルのみだったため、後続の補助技を封じるためにも、アブソルをより丁寧に扱うべきであった。また、物理耐久の高いドガースに対してふいうちで突っ張ったのは悪手であった。タスキ持ちのノクタスを雑に受け出ししてしまったのも痛い。

相手の火力・防御力を読み間違い、自分のやりたい動きを通せなかったために負けている。ジェネシス理論の運用ミスによる崩壊例のひとつと言えよう。

 

第6回・1戦目

www.nicovideo.jp

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/グラエナ/ドンカラス/ドンカラス/ノクタス/ヤミラミ

ノクタス、アブソル、ドンカラス

 

ドンカラス・ふみん@ラムのみ

ねっぷう/こごえるかぜ/あくのはどう/ちょうはつ

ふいうちを外し、攻撃方法に幅を持たせた。

●相手

フシギバナ/リザードン/カメックス/バタフリー/ピジョット/ラッタ

カメックスリザードンバタフリー

 

相手は初代パーティ。 

バタフリーフシギバナのねむりごなが非常に厄介。ねむりごなが効かないノクタスは非常に重要な役割を果たせる。

こちらは弱点を突かれづらいので、比較的自由に戦える。リザードンカメックスは高火力技を持つため、これらを安定して狩れるようにはしたい。カメックスまで見るとノクタスの負担が大きくなるため、アブソルで誤魔化したい。

初手バタフリーフシギバナが最も怖いため、ノクタスを最初に選出したのは非常によいと思われる。代わりに、初手リザードンが重くなるのが問題である。

 

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

ノクタス、●カメックス

1●交リザードン→○みちづれ

2●りゅうのまい→○きあいパンチ3割

3●ほのおのパンチ(きあいのタスキ)→○カウンター倒/●交バタフリー

4○ふいうち外→●どくどく/○毒D倒→○交ドンカラス

5●交カメックス→○こごえるかぜ1割

6○あくのはどう2割→●れいとうビーム(急)倒/○交アブソル

7○つるぎのまい→●きあいだま

8○ばかぢから7割(しろいハーブ)倒/●交バタフリー

9○ふいうち外→●ねむりごな

10○眠→●むしのさざめき

総評 

全体的によい試合運びができていて、ジェネシス理論の真髄が伺える。特にカメックスに対する強気のつるぎのまいは、勝ち筋を意識した非常に強い行動であり、現代でも通用する戦法である。ノクタスを用いたリザードンの突破も目を見張るものがある。

しかし、4ターン目のノクタスの運用は非常に悪く、ねむりごなへの警戒を怠ったために最終ターンの敗因になっている。バタフリーに対して有利なドンカラスを合わせられなかったのも痛い。

第6回・2戦目

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/グラエナ/ドンカラス/ドンカラス/ノクタス/ヤミラミ

ヤミラミドンカラスノクタス

ヤミラミ@たべのこし

はたきおとす/おにび/じこさいせい/まもる

将来の強化を見越して既にはたきおとすを採用している。

ドンカラス・きょううん@ピントレンズ

つじぎり/ふいうち/ばかぢから/サイコシフト

強運型。サイコシフトにより火傷に弱い性質を逆手に取る。

●相手

ホエルオー/フライゴン/メガヤンマ/アーマルド/キノガッサ/エテボース

アーマルド、ホエルオー、メガヤンマ

 

メガヤンマキノガッサアーマルドとむし、かくとうタイプが多く、苦戦は必至である。ドンカラスヤミラミはうまく機能し得るだろう。単に火力が高く相手がしづらいエテボースヤミラミならば見られる。

初手を猿読みとしているが、ねこだまし読みで繰り出し可能であるためヤミラミを先手で出す意味は薄い。むしタイプに強く出られ、受け出しがしづらいドンカラスが最善手であると思われる。

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

○アブソル、●アーマルド

1●交ホエルオー→○おにび失敗

2○まもる→●じわれ失敗

3○はたきおとす1割(ラム落)→●れいとうビーム2割/○たべのこし

4○交ドンカラス→●じわれ外

5○つじぎり2割→●れいとうビーム7割

6○つじぎり2割→●れいとうビーム倒/○交ノクタス

7○ふいうち倒/●交アーマルド

8●シザークロス(きあいのタスキ)→○カウンター倒/●交メガヤンマ

9○ふいうち外→●さいみんじゅつ/●加速

10○眠→●むしのさざめき倒/●加速→○交ヤミラミ

11●むしのさざめき

 

総評 

 

前回同様、控えてるむしタイプに対する見通しが甘い部分があり、相手にふいうちを見せた状態から、むしのさざめきを警戒する余りふいうちを透かし、不利な状況に押し込まれるパターンが多い。

ドンカラスの扱いが甘く、じわれを警戒する余り、既に見えているホエルオーのれいとうビームに立ち向かっていったのは険しい。とはいえ、まだ役割のあるヤミラミを捨てるのも厳しく、積み技も警戒すると対策は難しい。

一方で、アーマルドに対するノクタスの仕事は完璧であり、ノクタスの強みを見せつけている。

第6回・3戦目

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/グラエナ/ドンカラス/ドンカラス/ノクタス/ヤミラミ

ドンカラスドンカラスノクタス

●相手

ラッタ/ラッタ/ラッタ/ラッタ/ラッタ/ラッタ

ラッタ、ラッタ、ラッタ

 

ラッタパ。雄雌3体ずつだがそれでも交代先がどのラッタか読むのは難しい。

ヤミラミが極端に有利だが、選出しないのは単に優しさか?

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

ドンカラス、●ラッタ

1○みがわり→●ばかぢから(身割)/●火炎玉

2○からげんき倒/●火D→○交ノクタス

3●いばる外→○みちづれ/●火D

4●からげんき(きあいのタスキ)→○きあいパンチ失敗

5●ふいうち倒/○交ドンカラス

6●からげんき(急)倒

総評 

完全に相手に翻弄される形になった。足が遅いポケモンばかりなのが厳しく、ラッタを抜けないため、火炎玉発動の時点で勝ち筋が限定されている。

ノクタスでラッタを倒すしかなかったが、いばるを見せられたのが難しい。攻撃された場合にどうしようもない以上、混乱覚悟でふいうちを打ち続けるしかなかったか。