お昼のアヒル

思いついたときにいろいろ@noduckon

ジェネシス理論研究(2)

「役割理論」を提案した始祖とされるジェネシス氏の伝説の第4世代動画投稿シリーズ、「ジェネシス理論」を研究することで、第7世代に通用する新しいジェネシス理論を探求します。

 

ジェネシス理論とは?(第1回キャプションより)

★「自分のスタイルを確立し、バランスより一点集中の突破力を磨き上げる」

★「相手に合わせることなく、自分の信念(スタイル)を貫き勝利を手にする」

★「ジェネシス理論とは、単純な戦術だけでなく、育成法、果ては人生論を含んだ学問に近い思想である」

第7世代となり環境が激変した今、ジェネシス理論は役割理論と並び古典戦法のひとつに数えられる。しかしながら、汎用理論などの近代戦法は、近年の火力インフレと相俟って「自分の勝ち筋を押し付ける」という観点でジェネシス理論に近しいものがある。つまり、今や通用しない古典理論であるジェネシス理論が、形を変えて活用されていると言える。今こそ古典に立ち返り、我々が向い立つ環境の荒波を如何にして乗り切るかを考えるべきだ。言うなればジェネシスへのルネサンス(再生)、ジェネサンス時代の到来である。

 

今回は第3回および第4回を研究します。

 

第3回

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見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/ヘルガー/レントラー/サメハダー/ドンカラス/ヤミラミ

サメハダーヘルガーヤミラミ

第1回参照。

ジェネシス理論研究(1) - お昼のアヒル

●相手

ゴウカザル/バクフーン/カイロス/イルミーゼ/ジュゴン/キングラー

イルミーゼカイロスジュゴン

 

相手のポケモンは水・炎・虫に厚い。注意すべきは火力のある虫ポケモンカイロスであるため、ヘルガーは確定する。相手が素直にカイロスを出してくれればいいが、水タイプを合わせられるとパーティが壊滅する可能性すらある。格闘タイプを持つゴウカザルも危険である。そのため、相手パーティに対して全体的に安定するサメハダーを初手に選んでいる。

水タイプに強力に役割を持てるレントラーが3体目として最適……ではあるがヤミラミを選択している。これはキングラーに対して鬼火を入れることでヘルガーが安定して立ち回れるようになることを見越している選択であると考えられる。

 

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

サメハダー、●イルミーゼ

1●10まんボルト10割(タスキ)→○じしん4割

2●交カイロス→●かたやぶり→○アクアジェット2割

3●でんこうせっか倒/○交ヘルガー

4●でんこうせっか2割→○オーバーヒート倒/●交イルミーゼ

5○オーバーヒート倒/●交ジュゴン

6○交ヤミラミ→●なみのり3割

7●なみのり3割→○あやしいひかり

8●自傷1割→○じこさいせい5割

9●アンコール→○じこさいせい1割

10●(混解)れいとうビーム3割(氷)→○ラム(氷解)→○じこさいせい3割

11●なみのり3割→○じこさいせい3割

12なみのり3割→○じこさいせい3割

13●アンコール(不発)→○じこさいせい(不発)

14なみのり3割→○じこさいせい3割

15なみのり3割→○じこさいせい3割

16れいとうビーム3割→○じこさいせい3割/○アンコール解

17●アンコール→○じこさいせい(不発)

18○降参

総評

 

カイロスでんこうせっかを読めずサメハダーを容易く持っていかれたが、ヘルガーを無理なく出せたのは怪我の功名と言えよう。悪タイプの利点である虫・格闘タイプの呼びやすさを利用してヘルガーを活躍させることができている。

一方で、ヘルガーを止められるジュゴンになすすべなく、降参を選択せざるを得なくなったのは問題であった。ジュゴンのアンコールを押さえておき、有利なレントラーヤミラミの代わりに選出するのがベターであると考えられる。混乱がほぼ活かされずアンコールでロックされたのは単に運が悪いだけの部分ではあるが、混乱戦術の危うさを教示していると言える。

備考

・全国1億のジェネシスフォロワーが期待していたボノロン朗読、残念ながら見送り

・戦鎖獅子(イザーク・ライオ)登場

ジェネシス理論を使えば敵を無力化しながら一方的に攻撃を叩き込めるのではたから見るとごり押しに見える

・前回についてあくのはどうではウツボットで倒されていた可能性が大なのであくのはどうはベターレレ、オーバーヒートがヴェス

タイプを固めることは決して弱点ではない

→複数タイプ、豊富な技、相手の選択ポケモンの読みやすさがメリット

ジェネシスバトル

 

第4回・1戦目

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見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/ヘルガー/レントラー/サメハダー/ドンカラス/ノクタス

アブソル・ノクタスドンカラス

アブソル・きょううん@しろいハーブ

ふいうち/ばかぢから/つるぎのまい/ちょうはつ

マジックコートをちょうはつに変更し、遅いポケモンに耐久されたりサポートされたりするのを防げるようになった。

 

●相手

ケンタロス/サーナイト/レントラー/ゴウカザル/シャワーズ/ヨルノズク

ゴウカザル

 

 

メインアタッカーであるポケモンのうち、アブソルは通りがよく火力が高いため選出されている。ヨルノズクシャワーズに対して有利を取れるレントラーもまた選出候補となり得る。

相手チームにゴウカザルがいるのが問題。ドンカラスサメハダーはこれに対抗でき有利だが、サメハダーレントラーおよびシャワーズで止まるため、ドンカラスを選出している。ドンカラスレントラーに対して不利だが、電気技を通しにくいノクタスを選出することで負荷をかけている。

火力が高いが後出ししにくいアブソルが先発となっている。ゴウカザルが出てくるとパーティを壊滅させられる可能性すらあるため、ドンカラス先発がベターであったと考えられる。

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

○アブソル、●ゴウカザル

(ステージ影響できりがふかい状態)

1●おにび→○つるぎのまい

2●ステルスロック→○つるぎのまい

3●ふいうち7割→○インファイト

4●降参

総評

初手不利対面だが、引いて後続が負担を背負うのを避けるためにつるぎのまいで突っ張り。ゴウカザルがサポートだったため、おにびの負荷を相殺することができている。冷静につるぎのまいを再度積み、ふいうちを絶妙なタイミングで当てることで、後続のドンカラスが一撃でゴウカザルを倒せるレベルに負荷をかけている。

相手は運悪くインファイトを外したため早々に降参したが、後続のポケモンの存在を考えれば、終始相手は不利な行動を強いられていただろう。

備考

・あまり私を怒らせないほうがいい

・ほぁ?

・戦う前に力量をわからせるのもこの私の強さ

 

第4回・2戦目

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/ヘルガー/レントラー/サメハダー/ドンカラス/ヤミラミ

アブソル・ヘルガーサメハダー

●相手

バンギラス/ガブリアス/メタグロス/トゲキッス/ミロカロス/コイキング

ミロカロスコイキングガブリアス

 

当時の典型的な厨パ(+コイキング)。悪技が通らないバンギラスが曲者であるため、格闘技で処理可能なアブソルが先発。  ガブリアスメタグロスがいることから砂始動として先発投入される場合を考えると、妥当な選出だと言える。

ガブリアスは単体でパーティを無理やり壊滅させられる危険があるため、れいとうビームで処理できるサメハダーの選出も確定する。サメハダーれいとうビームトゲキッスにも有効である。

同様にメタグロスもパーティを壊滅させる火力を持つため、炎技で解決可能なヘルガーが選出されている。

ミロカロストゲキッスに役割を持てるレントラーも選出可能であると考えられるが、他ポケモンのこちらへの通りがいいので無視してもよいだろう。

 

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

○アブソル、●ミロカロス

1●アクアリング→○ちょうはつ

2●なみのり7割→○つるぎのまい

3●交コイキング→○つるぎのまい

4●はねる→○ばかぢから倒→○しろいハーブ/●交ミロカロス

5○ふいうち倒/●交ガブリアス

6○ふいうち倒

総評

処理ルートの少ないミロカロスとの対面からスタート。じこさいせいが怖いためちょうはつで縛っている。

3ターン目の交代読みつるぎのまいジェネシス理論の最高峰とも言える素晴らしい読みである。ちょうはつにより再生回復で受けきれない状態でふいうちによる大打撃を受けるのを恐れ、ふいうち透かしによるアドバンテージを得るための交代を読んで強気のつるぎのまいを行っている。このような大胆な読みはジェネシス理論の真骨頂であり、劣勢を優勢に変える必殺の一撃と言えよう。

なお、相手の安定行動は居座ってなみのりだったので、アブソルの火力の読み違いが勝因のひとつとなっている。当時のアブソルはマイナーだったため、マイナーポケモンの強みがうまく出た試合であるとも言える。

備考

・ホーラ

ジェネシス氏はすべてのPPを最大にしており、PPアップアイテムはポケモンに対する愛情、PPの差はすなわち強さの差