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ジェネシス理論研究(1)

「役割理論」を提案した始祖とされるジェネシス氏の伝説の第4世代動画投稿シリーズ、「ジェネシス理論」を研究することで、第7世代に通用する新しいジェネシス理論を探求します。

 

ジェネシス理論とは?(第1回キャプションより)

★「自分のスタイルを確立し、バランスより一点集中の突破力を磨き上げる」

★「相手に合わせることなく、自分の信念(スタイル)を貫き勝利を手にする」

★「ジェネシス理論とは、単純な戦術だけでなく、育成法、果ては人生論を含んだ学問に近い思想である」

第7世代となり環境が激変した今、ジェネシス理論は役割理論と並び古典戦法のひとつに数えられる。しかしながら、汎用理論などの近代戦法は、近年の火力インフレと相俟って「自分の勝ち筋を押し付ける」という観点でジェネシス理論に近しいものがある。つまり、今や通用しない古典理論であるジェネシス理論が、形を変えて活用されていると言える。今こそ古典に立ち返り、我々が向い立つ環境の荒波を如何にして乗り切るかを考えるべきだ。言うなればジェネシスへのルネサンス(再生)、ジェネサンス時代の到来である。

 

今回は記念すべき第1回および第2回を研究します。

第1回

【バトレボ】ジェネシス理論01【超戦術】 by ジェネシス ゲーム/動画 - ニコニコ動画

戦況

見せ合い・選出

ジェネシス

アブソル/グラエナ/レントラー/サメハダー/ドンカラス/ヤミラミ

ヤミラミドンカラス・アブソル

ヤミラミ・するどいめ@ラムのみ

おにび/あやしいひかり/まもる/じこさいせい

おにび・あやしいひかりを撒いて物理相手に起点づくり。まもる再生で耐えてスリップダメージで落とす。

アブソル・きょううん@しろいハーブ

ふいうち/ばかぢから/つるぎのまい/マジックコート

ヤミラミで作った起点を利用してつるぎのまい。対面性能を上げるためにばかぢから+しろいハーブ。マジックコートはでんじは・おにび警戒?

ドンカラス・ふみん@ヤチェのみ

ねっぷう/ふいうち/でんじは/よこどり

よこどりで相手に軽々しく積ませない。ねっぷうで悪統一が突破しづらい鋼タイプを対策(4世代なので鋼は悪抵抗)。

●相手

ドダイトス/ウツボット/ワタッコ/ノクタス/ミノマダム(草)/ユレイドル

ユレイドルノクタスドダイトス

 

棋譜

○→ジェネシス、●→相手、/以降は行動終了後処理

1○おにび→●すなあらし/○砂D→●火D

2○あやしいひかり→●のろい/○砂D→●火D

3○交アブソル→●自傷/○砂D→●火D

4○つるぎのまい→●いわなだれ/○砂D→●火D

5○ばかぢから倒/砂終→●交ノクタス

6○交ヤミラミ→●けたぐり無

7●ニードルアーム4割→○おにび外

8●ニードルアーム倒/○交ドンカラス

9●けたぐり3割→○ねっぷう10割(きあいのタスキ)

10●ふいうち急6割→○ねっぷう倒/●交ドダイトス

11○ねっぷう7割→●じしん無

12○ねっぷう倒

総評

草統一が相手であるため、タイプ有利かつねっぷうを持つドンカラスを選出したのは堅実である。また、すでに見えている岩タイプのユレイドルに対し、ばかぢからで対抗できるアブソルを選出したのも、先を見越した賢いプレイングである。

逆に相手もこれを理解し、ドンカラスを警戒して岩技を搭載できるユレイドルドダイトスを使用している。しかし、やけど撒きの多いヤミラミを相手にユレイドルで突っ張ったのは重大なミスであり、ドンカラスの処理のために温存すべきだったと言える。

6ターン目のけたぐり透かしは妙手と言える。悪タイプを使用するうえで格闘技を読むことが如何に重要であるか、ということをそこはかとなく示している。10ターン目のノクタスふいうちに対してふいうちを選択しなかったのも当然ではあるが重要なことだ。ここでドンカラスノクタスを処理できない場合、ノクタスのけたぐりないしふいうちでアブソルが落とされている可能性もある。悪タイプのふいうちは火力を確保できる先制として有用である一方、有効な使い方ができなければ自分を不利にする諸刃の剣であるということがわかる。

総じて、ジェネシス氏が相性をうまく利用し、終始有利に立ち回っている良質な試合と言える。

備考

・おにびでユレイドルを無力化可能

・追撃のあやしいひかりで二重の苦しみに陥れられる

・アブソルはジェネシス氏のスタイルを象徴

ジェネシス氏は高火力で癖のある悪タイプ、物理も特殊もできる両刀とマッチ

・「必勝戦術に半歩足を踏み入れたアブソルに、小手先の攻撃は通用しません」

ドンカラスの威圧感は相手に選択ミスを誘発させる

 

第2回・1戦目

【バトレボ】ジェネシス理論02【超戦術】 by ジェネシス ゲーム/動画 - ニコニコ動画

見せ合い・選出

(見せ合いは省略されている)

ジェネシス

ドンカラス・アブソル・グラエナ

ドンカラスとアブソルは第1回と同型。

グラエナ・いかく@ヨプのみ

ふいうち/いかりのまえば/しっぺがえし/あくび

悪物理を2つ採用しているのが特徴的。悪技の通りづらさをいかりのまえばの火力でカバー。あくびを撒くことで起点にもされづらい。

●相手

カイロスモジャンボ

棋譜

1●シザークロス6割→○ねっぷう外

2○ふいうち4割→●シザークロス倒/○交アブソル

3●シザークロス倒/○交グラエナ

4○ふいうち4割→●シザークロス8割

5○ふいうち急倒/●交モジャンボ

6●リーフストーム

総評

悪タイプであるため、虫や格闘に対して非常に弱く、構築の関係でドンカラスしか対応可能なポケモンがいない。1ターン目のねっぷう外しが致命的であり、これさえなければより有利な試合運びが可能だったと思われる。虫や格闘は物理が多く、相性的にも有利なヤミラミでおにびを撒く戦術は有効であると考えられるため、ヤミラミの選出も有効であっただろう。

備考

ジェネシス理論は即断・即決・電撃戦術を好む

ジェネシス氏は低俗な虫けらやスマートでないものを嫌う

 

第2回・2戦目

見せ合い・選出

(見せ合い省略)

ジェネシス

ドンカラスサメハダーヘルガー

サメハダー・さめはだ@きあいのタスキ

アクアジェット/かみくだく/れいとうビーム/じしん

物理寄り両刀。アクアジェットと範囲が被るためあえて水技を搭載していない。

ヘルガー・もらいび@こだわりスカーフ

オーバーヒート/あくのはどう/ちょうはつ/めざめるパワー

スカーフ持ちにあえてちょうはつを採用。上から積み技持ちを抑える。

●相手

ハガネール/ウツボット/バクーダ/バリヤード/キュウコン/チルタリス

チルタリスハガネールウツボット

棋譜

1●フェザーダンス→○でんじは

2○交サメハダー→●交ハガネール

3○交ドンカラス→●にほんばれ

4○ねっぷう9割→●ステルスロック

5●交チルタリス→○ねっぷう1割

6○よこどり→●りゅうせいぐん9割

7○ふいうち4割→●りゅうせいぐん

8○ふいうち4割→●りゅうせいぐん倒/○交ヘルガー→○ステロD

9○オーバーヒート倒/●交ウツボット

10●つるぎのまい→○オーバーヒート倒

11○オーバーヒート倒

総評

しぜんかいふくによる回復を前提にした立ち回りは興味深く、流用の余地がある。また、あえて不利対面を作り、意表を突いた攻撃によって有利をとる戦術は、現代対戦においても使用されている有効な戦術であり、ジェネシス理論研究の重要さを裏付けている。

6ターン目のよこどりは賛否両論あるが、ウツボット相手以外にやれるがなく、ウツボットに対してもヘルガーで十分な状況で、りゅうのまいを警戒したのは有効であると考えられる。

備考

チルタリスのしぜんかいふくを逆手に取り、マヒ状態にすることで交換を強要、無償交換を行う

・有利対面を捨て、一見不利に見える対面で強襲

ドンカラスの圧倒的なパギャグ

ヘルガーの圧倒的なトッペレク

・晴れの継続は地獄の継続

・これは誰のヘルガーですか?

・バトル全体から醸し出されているジェネシス理論のエッセンス